国連総会のロシア非難決議、西側が発展途上国に圧力を行使=露国連次席大使

西側は23日の国連総会でロシア批判の決議案に賛成票を投じるよう発展途上国に圧力を行使し、これにより約30か国が賛成へと回った。ロシアのドミトリー・ポリャンスキー国連次席大使がSNSへの投稿で表明した。
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次席大使はSNSの投稿で次のように記した。

「結果を達成するためにまたもやカウボーイ的なやり方が使われた。発展途上国の大使らは裏では口々に西側を批判しながらも、我々に対して、どうか腹を立てず、自分らの立場も察してくれるように訴えた」

西側は賛成に回ろうとしない国々を説得するため、会合を一時中断、そして再開されるまでの間に多くの説得を行い、約30カ国が賛成に回らざるを得なかったと言う。
ウクライナに関する国連決議の本質はロシアに対する無差別批判の継続=露外務省
先に国連総会の緊急会合では2日間でおよそ80か国が演説したあと、ロシア軍の即時撤退とウクライナでの永続的な平和などを求める決議案の採決が日本時間の24日午前5時半すぎに行われ、141か国が賛成、7か国が反対、中国やインド、南アフリカなど32か国が棄権し、棄権と無投票を除く3分の2以上の賛成で、決議が採択された。この1年間に国連総会でロシアに対する決議が採択されたのは6回目。賛成国の最多はこれまで143か国。
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