予算委員会で立憲民主党の杉尾秀哉氏は、反撃能力について、これまでは自衛隊が「盾」、米軍が「矛」の役割を保持していたが、今後は従来の役割分担が変わるのではないかと指摘した。これに対し岸田氏は、「今後は米国の打撃力に完全に依存することはなくなり、運用 についても日米が協力して対処することが想定される」と述べた。また、反撃能力は 、「あくまでも国民の命や暮らしを守るためのものであり、『盾』のための能力」だ と答えた。これより前、日本は米国から射程1600キロメートル超の最新型巡航ミサイル「トマホーク」を最大400発購入することが明らかになった。トマホークは海上自衛隊の艦艇に2026年に配備される予定。同時に、日本は12式地対艦誘導弾の近代化を進めている。同ミサイルは、移動式発射台や、艦艇や軍用機に搭載するタイプなど、さまざまな形式が存在する。これらのミサイルは、日本の自衛隊が敵基地を攻撃する能力向上させる計画の基礎となることが期待されている。関連記事