リッカーズ氏は「ウクライナは戦場で負けており、ロシアに対する米国の制裁体制は失敗した。米国の唯一の対抗策は、紛争のエスカレーションだ」と指摘している。
リッカーズ氏は、ウクライナへの兵器供与拡大には「度肝を抜かれる」とし、最初に携帯式防空ミサイルシステム「スティンガー」、対戦車ミサイル「ジャベリン」、高機動ロケット砲システム「ハイマース」がウクライナに提供されたが、今やゼレンスキー大統領はF-16戦闘機を要求していると指摘した。
リッカーズ氏は、西側の兵器の備蓄がひどく枯渇し、欧州の備蓄量は当初から少なかったことに言及した。同氏によると、不足分をすぐに補充することはできないため、備蓄をめぐる状況はさらに悪化した。
米国人企業家のイーロン・マスク氏は先に、米国のヌーランド国務次官がクリミアにあるロシアの軍事施設をウクライナ軍が標的にするのは正当だと発言したことを受け、ヌーランド氏はウクライナ紛争をエスカレーションさせていると非難した。
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