ビジネスインサイダーによれば、面積1450平方キロメートルの軍事境界線ゾーンは野生動物の避難場所となり、新たなエコシステムが出来上がっている。韓国人の研究者らは生物学的なその多様性に嬉しい驚きを禁じ得ないと語っている。無人機に搭載されたカメラがとらえた映像で、このゾーンに生息する哺乳動物の38%がこれまでこの地域では絶滅の危機に瀕しているか、もしくは絶滅したと考えられていた動物であることが確認された。そうした動物にはナベヅル、シベリアジャコウジカ、ツキノワグマ、ヤギ属、カワウソがいる。
研究者らの話では現在、この軍事境界線ゾーンにはすでに絶滅したと見られていた植物、哺乳類、両生類、鳥類、爬虫類、淡水魚、底魚、蜘蛛など野生動物、6168種類が生息している。
スプートニクはこれより前、人工的にあまりに増やされすぎたために、農場での飼育に大きな脅威となった、カナダのハイブリッド「スーパーピッグ」の脅威の例を紹介している。
関連ニュース