ジョージア大統領、「外国の代理人」法案採択に抗議する市民を支持

ジョージア(グルジア)のサロメ・スラビシュヴィリ大統領は首都トビリシで抗議活動を行っている市民を支持すると表明した。抗議活動に参加する市民らは議会で審議されている法案「外国の代理人に関する法律」の廃案を要求している。仮に法案が成立する場合、大統領は拒否権を発動すると約束した。
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大統領はビデオメッセージのなかで次のように呼びかけた。

「私は皆さんと共にある。というのも今日の皆さんが自由なジョージアを体現しているからだ。そのジョージアは欧州の中に自らの未来を見ており、この未来を奪うことは誰にも許さない。この法律はあらゆる手段で廃止しなくてはならない。それをヴェニス委員会(「法による民主主義のための欧州委員会」)に送ってはならない。ヴェニス委員はその法律が何なのかをよく知っている。私は当初から言ってきた。この法律には拒否権を発動すると。そして私はこれを実行する」

大統領はこの法案について、ジョージアを欧州連合から遠ざけるものであり、これを支持するものは国の憲法に違反していると表明した。
トビリシでは7日、議事堂前で早朝から抗議活動が行われた。抗議活動の参加者らは「外国の代理人に関する法律」の廃案を要求していた。
先にグルジアでは法案「外国による影響の透明性に関する法律」が議会に提出された。法案が成立した場合、海外から資金援助を受ける非政府組織、マスコミ、組織のデータベースが設置される。議会で多数派を占める与党「グルジアの夢」の議員らは記者団に対し、この新しい法案を支持すると表明し、仮に大統領が拒否権を発動する場合、議会はそれを克服すると反発していた。この法案は既に議会の第一読会を通過している。
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