米国防総省がロシアの新型ICBM「サルマト」を高く評価、抑止兵器の開発急ぐ

ロシアの大陸間弾道ミサイル「サルマト」は極めて攻撃能力が高く、米国は同様の抑止兵器を獲得する必要がある。北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)のグレン・D・ヴァンヘルク空軍大将が連邦議会の公聴会で発言した。
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ヴァンヘルク空軍大将は2022年4月にロシア軍が行ったサルマトの発射実験について報告を行った。空軍大将はサルマトについて、戦略兵器としての攻撃力が極めて高く、米国も最新鋭で確実な抑止兵器を獲得することが極めて重要であることが明らかになったと指摘した。
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また、数千キロの距離から発射して標的を攻撃できる核魚雷「ポセイドン」を搭載可能な原子力潜水艦「ベルゴロド」の能力も高く評価した。この「ベルゴロド」について空軍大将は「祖国を脅威にさらすものだ」と発言、ロシアの巡航ミサイルは陸上発射型、海上発射型共に北米に到達するとも指摘した。
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