カッラス首相は取材の中で、「私はこれに懸念を抱いている……様々な同盟国のメディアを読んでいる……疲れが出ている」と発言した。
先にモスクワ国立大学のアンドレイ・シドロフ教授はスプートニク通信の取材に応じた中で、ジョー・バイデン大統領とオラフ・ショルツ首相は先の会談でウクライナ支援が困難になりつつあることから、危機の「回収」に向けた方針を議論したとの見通しを示した。交渉の中では西側のエリートの間で起こった支援疲れに加え、何かしらの形でこの紛争を停滞、あるいは凍結状態に移行させたいという思惑が検討されたという。これにより西側は「息継ぎ」を行い、社会と経済を建て直し、長期的紛争に向けた用意を整えようとしていると評価した。
2023年1月にポーランドのマテウシュ・モラヴェツキ首相は、西側のウクライナ疲れを認めたうえで、ポーランドとしてはこのテーマをアクティブにしていきたいと表明していた。
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