経営破綻した米シリコンバレーバンクの親会社が破産申告を検討=米メディア

米シリコンバレーバンク(SVB)の親会社であるSVBファイナンシャル・グループは破産申告の可能性を検討している。ロイター通信が消息筋を引用して報じた。
この記事をSputnikで読む
先にSVBは経営破綻を発表し、 金融当局の管理下へと移行した。これを受け、親会社のSVBファイナンシャル・グループは株式を売却する上での一つの可能性として、破産法の適用を検討している。
ロイター通信によると、SVBファイナンシャル・グループは13日、株式の売却に向けて「戦略的代替措置」を検討すると表明していたという。ただし、この際は破産申告に関する直接的言及はなかったとのこと。消息筋によると、会社側は最終的な決定を下してはおらず、並行して株式の買い手を模索するとしている。
「債務の時限爆弾」 米国の抱えるデフォルトリスク=専門家
SVBファイナンシャル・グループ(SVB Financial Group)は金融サービス会社、銀行持株会社、及び金融持株会社。子会社のSVBを通じて、商業及びプライベートバンキングの商品とサービスを提供している。
世界各国の年金基金に損失 シリコンバレー銀行破綻で
3月10日、米銀行のシリコンバレーバンクが経営破綻したことが判明。2008年の金融危機以降に米国で破綻した銀行としては最大規模となっている。
関連ニュース
米国の銀行システムは安全ではない=米国の元財務次官補
銀行前に長蛇の列 2銀行が経営破綻、世界恐慌に備える米国
コメント