資金洗浄の温床 独当局、記録的61億円超のビットコイン差し押さえ

独捜査当局はダークウェブ上の資金洗浄サービスの取り締まりを行い、4400万ユーロ(約61億5000万円)相当の仮想通貨「ビットコイン」を差し押さえた。15日、独警察当局が発表した。
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独警察は次のように発表した。

「フランクフルト検察、サイバー犯罪対策中央本部、連邦刑事警察本部は15日、ドイツ国内に拠点を置く、仮想通貨ミキサーに関する世界最大のサーバーインフラである『ChipMixer』を差し押さえた」

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捜査の過程で、7テラバイトもの膨大なデータとともに、4400万ユーロ相当のビットコインも押収。この数字は、これまでに独警察が差し押さえた仮想通貨の額としては過去最大だという。
仮想通貨ミキサーは、匿名化技術によって暗号通貨の流れを追跡できなくするサービス。主に犯罪組織の資金洗浄などで使われている。2017年に立ち上げられた「ChipMixer」もその一つで、顧客に対して匿名性を担保していた。「ChipMixer」はこれまでに約28億ユーロ(約3930億円)の資金洗浄を手助けした疑いがある。
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