ミサイルはおよそ69分間飛行し、午前8時18分頃に北海道の渡島大島の西、およそ250キロに落下したと推定されている。これまでのところ船舶や航空機への被害の情報はないという。
岸田首相は官邸に入る際、記者団に「北朝鮮が弾道ミサイルを発射した。私からは、国民への情報提供と安全確認の徹底を指示した。このあと報告を受けてNSC=国家安全保障会議の4大臣会合を開催する」と述べた。そして「北朝鮮の意図を申し上げる立場にはないが、地域の平和と安定は、関係国にとって大変重要な課題であり、同盟国、同志国との連携もよりいっそう緊密なものにしていかなければならないと感じている」と述べた。
韓国軍発表韓国軍の合同参謀本部は、首都ピョンヤン近郊の国際空港があるスナン(順安)付近から北朝鮮軍が長距離弾道ミサイル1発を発射したと発表している。
北朝鮮が弾道ミサイルの可能性があるものを発射したのは14日以来で、2023年に入って6回目となる。またミサイル発射は、北朝鮮が発表した戦略巡航ミサイルを含めると、8回目となる。北朝鮮によるミサイル発射は、米韓両軍が13日から23日まで実施予定の大規模合同演習「フリーダムシールド」に反発した可能性があると見られている。
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