先にロシア連邦チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長はこのビデオ映像をSNSでシェア、この人物を「無力化」した者には500万ルーブル、捕虜にした者には1000万ルーブルの報奨金を約束した。
また、コーランをまな板代わりに使用したイタズラ動画も投稿されている。
こうした動画投稿を受け、ムスリム世界連盟のアッチア氏はSNSに投稿し、次のように指摘した。
私たちは一部のウクライナ兵がコーランを焼き捨てた動画を見ました。これはとても悲しいことで、イスラム教と他の文明社会、宗教との関係に真っ向から矛盾するものです。これらの行為は全世界に15億人もいるイスラム教徒に対する不遜を証明するものです。私たちイスラム教徒はあらゆる宗教、信仰を尊敬します。トーラー(ユダヤ教の聖典)もバイブル(キリスト教の聖典)も尊敬します。ですが、私たちに対する扇動行動をよく目にします。
このようにアッチア氏は指摘し、こうした動画は民族間の対立を煽るものになると懸念を示した。その上でウクライナ政府がこの事態を受け、明確な立場を表明することに期待するとした。
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