日印首脳会談 食糧安全保障での緊密連携などで一致

日本の岸田首相は20日、訪問先のインドでモディ首相と会談した。5月に広島市で開催される主要7カ国首脳会議(G7サミット)に招待し、モディ氏は出席する考えを示した。岸田氏が会談後の共同記者発表で明らかにした。
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岸田氏とモディ氏は、食糧安全保障、気候・エネルギーなどで緊密に連携していく方針で一致した。
両首脳は、エネルギーや脱炭素、インフラ整備、観光などの協力を話し合った。インド高速鉄道事業への3000億円の円借款にも署名した。
日印両国に米国、オーストラリアを加えた4カ国枠組み「クアッド」の結束を確認した。
岸田氏とモディ氏は、法の支配に基づく国際秩序を維持するために連携する方針も確認した。
岸田氏は首脳会談後、インドの政府系シンクタンクで演説し、「自由で開かれたインド太平洋」の推進に向けた新たな計画を発表した。同氏は、2030年までにインド太平洋地域に官民合わせて750億ドル(約9兆8000億円)以上を投入すると表明した。
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