政府が正式決定、浪江町と富岡町の避難指示解除へ

日本政府は東京電力福島第一原子力発電所の事故による「帰還困難区域」の避難指示について、浪江町の一部を3月31日に、富岡町の一部を4月1日にそれぞれ解除することを正式に決定した。NHKが報じた。
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福島県では今も7つの市町村で「帰還困難区域」が残っている。今回の決定により、2つの町では先行して除染作業を進めてきた「特定復興再生拠点区域」の全域で、避難指示が解除されることになる。また政府は、復興推進会議なども合同で開き、4月1日に福島県に設立する福島国際研究教育機構について、新年度から7年間で、ロボットや放射線科学、原子力災害など5つの分野、合わせて50程度まで研究グループを増やし、1000億円程度の事業費をかけて研究を進める計画などを報告した。
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