露中が計画するドルの代替通貨導入、実現は困難=米財務長官

ジャネット・イエレン米財務長官は23日、ロシアと中国が共同でドルに代わる決済網の構築とその使用を試みていることを承知しているとした上で、両国がこの目的を実現するのは「きわめて困難なことだ」との考えを明らかにした。
この記事をSputnikで読む
財務長官は、米下院歳出委員会の公聴会で発言し、「もちろん、ドルが世界の基軸通貨であり続けるよう願っている。ロシアと中国はドルの使用に左右されない異なるシステムを構築しようとしている。しかしその実現はきわめて困難なことだ」と述べた。
クレディ・スイスはいかにして対露制裁の犠牲となったか
またイエレン長官は、今後、脱ドルシステムの構築に向けたさまざまな努力が行われたとしても、ドルは長期にわたって世界における準備通貨としての地位を維持するだろうとの確信を示した。
関連ニュース
【視点】問題解決までにさらに米国銀行50行が倒産の恐れ=元リーマン・ブラザーズ副会長
米コラムニストが解説 ロシア銀行システムが西側より安定している理由
コメント