大統領は、ブルガリアは、ウクライナに必要な弾薬の製造を行う欧州防衛共同体のプロジェクトに参加していない18カ国(EUの17カ国とノルウェー)に含まれると述べ、「我々は、ブルガリアのパートナーおよび同盟国のみに供与され、ウクライナには渡らない弾薬にしか責任を持たない」とした。ブルガリアの国営放送が、ブリュッセルで行われた大統領の記者会見の内容を伝えた。
ラデフ大統領は、もしもブルガリアが売却した弾薬がウクライナで見つかった場合には、ブルガリア以外の国の責任だとし、「そうした国々は、最終的に使用する国がこの弾薬を何のために使用するのかについて、我々に伝える義務がある。我々はそうした条件を設ける」と述べた。
23日、ブリュッセルで開かれたEUサミットでは、ウクライナ向けの弾薬を共同購入し、弾薬の生産を増大し、早期にウクライナに弾薬を供与する計画が支持された。
これより前、EUの外相と国防相は、今後1年間でウクライナに100万発の弾薬を供与するとの計画で合意していた。
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