RNZによると、「Love better」は家庭内暴力の撲滅を目的とした長期的な政策の一環で、若者が愛した人と決別するのを支援するキャンペーンとなっている。NZで行われた2022年の調査では、16~24歳の若者の62パーセントが破局を経験しており、そのうち72パーセントが相手に何らかの危害を加えたり、危害を加えられたと報告している。
社会発展省のプリヤンチャ・ラドハクリシュナン副大臣によると、1200人以上の国民から、破局や失恋から立ち直るための支援が必要だとの訴えがあったといい、「Love better」の取り組みについて次のように意義を強調する。
「誰もが失恋の痛みを知っています。我々は若者がその痛みに対処できるよう、また自分自身や他人を傷つけないようサポートをしたい。『Love better』では同じような体験をした若者が経験を共有する点が特徴で、『感情を自分のものにする』のを促進する予防的措置となっています」
キャンペーンでは失恋した若者を対象にした電話や電子メールなどの相談窓口が設置されるという。
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