IT・科学

「ChatGPT」の大規模障害 クレカ番号など個人情報流出の可能性

人工知能(AI)を備えたチャットボット「ChatGPT」で近頃起こった障害の際、利用者の個人情報が流出した可能性がある。24日、開発元の米新興企業「OpenAI」が明らかにした。
この記事をSputnikで読む
20日、「ChatGPT」で大規模障害が発生。米国や英国、カナダやイスラエルなど世界中で報告があった。
「OpenAI」によると、一部の利用者が別の利用者の氏名やメールアドレス、請求先住所、クレジットカード番号の下4桁、有効期限などを閲覧できる状態になっていたという。また、「ChatGPT」に登録されたメールアドレスに他人のクレジットカード情報が送信された可能性がある。一方、下4桁以外の番号は表示されなかったと説明している。
IT・科学
AI、プログラマーの仕事を奪い始める
個人情報流出の被害にあった可能性があるのは、利用者全体の約1.2パーセントで、「OpenAI」は「非常に低い」割合だと強調している。
AIを備えたチャットボット「ChatGPT」は昨年11月にリリースされて以降、一週間以内に100万人の利用者を獲得した。今年1月には、米マイクロソフト社が「OpenAI」への数十億ドル規模の投資を表明。また、3月にはテクストだけでなく画像を認識したり、より複雑な課題を正確にこなすことのできる新しいモデル「GPT-4」も発表された。
関連ニュース
世界のAIへの投資、昨年は3分の1減少=米調査会社
OpenAIのトップ  ChatGPTは人類を脅かすもの
コメント