マスク氏は2022年10月、ツイッター社を440億ドル(約5兆7500億円)で買収した。その後、厳しい検閲や民主党政権と密接な関係を持っていると批判されていたツイッターの編集方針の自由化に取りかかり始めたところ、大手広告主の流出に直面した。
同メディアは、「イーロン・マスク氏は、ツイッター社の従業員に対し、評価額が約200億ドルの株式付与を提案した(中略)これは、買収後に同社の価値がどれだけ下がったのかを直接的に認めたことを意味している」と、マスク氏が部下に当てたメールについて詳しい関係者の話を引用して伝えている。
その関係者によると、マスク氏は買収の際に130億ドル(約1兆7000億円)を借り入れたが、これは同氏が2023年に見込んでいる収益30億ドル(約3920億円)の11倍に相当する。