フランス全土では10回目となる抗議活動が行われた。パリでは多くの市民が抗議活動に参加し、抗議開始から間もなく、過激派グループ「ブラック・ブロック」が合流、警察に爆竹や瓶を投げつけた。これに対し、警察は催涙ガスを使用した。
報道によると、パリでは27人が拘束された。フランス内務省によると、全土で74万人が参加し、パリだけで9万3000人が参加した。
フランスの年金改革は、国内で大規模な抗議活動を引き起こした。フランスでは2ヶ月の間に全土で計10回にわたって抗議活動が行われた。いずれの抗議活動にも100万人以上の市民が参加した。
フランス・マクロン政権のエリザベット・ボルヌ首相は1月10日、年金支給開始年齢を現行の62歳から64歳に2030年までに段階的に引き上げる改革案を発表。これを受け、19日には1回目の全国の労働組合が参加した国民ストライキが行われ、パリ、マルセイユ、リヨン、トゥールーゼなど全国各地でデモが行われた。
国民議会(下院)では野党が不信任決議案を提出したものの、成立には9票足りず、採択には至らなかった。
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