先にEUは「ロシヤ・セヴォードニャ」に対する制裁を発動していた。一方、スイス連邦議会は3月29日、ロシアに対する新たな措置を決定し、EUの第10弾制裁への合流を表明したものの、「ロシヤ・セヴォードニャ」への制裁は広告の禁止などに限定し、法的取引を依然として有効としたほか、報道も許可することとした。
またスイス政府はロシアによる人道支援を引き続き有効とするため、制裁の一部解除を表明した。スイスは3月3日、シリアへの人道支援を決定しており、今回の決定ではロシアの人道支援団体に対し制裁の例外を設けることとした。また、スイスの国益に適う場合、その他の制裁も解除することが盛り込まれた。具体的には、スイス企業が制裁により極度の影響を被る場合、法的に可能な範囲内で対露制裁を解除する。
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