記事によれば、ウクライナは同様の弾薬を欲している唯一の国ではないものの、弾薬の製造にはより多くの設備と高技能の労働力、部品が必要だという。
ロッキード・マーチン社は現在、最大出力で稼働を行なっており、年間1万発のGMLRS弾を生産しており、2024年には1万4000発を製造する計画だとしている。ただし、年間製造量を倍増するには、2年以上を要すると説明した。
障壁となっているのは、設備と実験装置の数量だという。また多くの製造ラインが居住区から離れた位置にあるため、労働力確保も困難な状況となっているほか、サプライチェーンの問題もある。
GMLRS弾は米国の227ミリ径精密誘導ロケット弾。多連装ロケットシステムM270やM142高軌道ロケットシステム「ハイマース」の一斉射撃システムに使用されているもので、軍事支援としてウクライナに供与されている。
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