与正氏は次のように声明で述べている。
「ウクライナ政権は不治の誇大妄想に陥り、ロシアを打ち負かすことができると喧伝している。ウクライナはそれがどんな結果をもたらすかを考えることができず、自身の生命を脅かす核惨事を自ら招いている」
さらに与正氏は、ウクライナ大統領府のサイトに米国の核兵器をウクライナに配備するか自前の核兵器を持つように求める請願が公表されたことにも触れた。2022年にゼレンスキー大統領がウクライナに核兵器国のステータスを取り戻すよう公言したと指摘し、請願は単なる政治的な「トリック」だと断じている。
「ゼレンスキーは米国の核兵器の配備や自前の核兵器の開発について話しながら、自らの命を救うために自国と国民の運命を賭けている。これは非常に危ない政治的野心だ」
また、与正氏はゼレンスキー大統領が最初からロシアと向かい合うだけの度量を持ち合わせていなかったと指摘。現在は米国を「ご主人さま」とみなし、「物乞い」をしているとしたうえで、次のように締めくくっている。
「ゼレンスキーが今のように核兵器に固執し続ければ、むしろ逆にウクライナがロシアの核兵器の目標になるだろう。もしゼレンスキーがただでさえ穴が空いている米国の核の傘に隠れるだけで、ロシアからの奇襲を回避できると思っているのなら、明らかに間違った道を歩んでいる」
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