サウジアラビア、米国への不信感から露中との「原子力パートナーシップ」を模索

サウジアラビアの政府関係者は、何年も前から原子力開発のために米国に支援を求めてきたが、中国やロシアを含む他の選択肢も模索している。米紙ニューヨーク・タイムズが報じている。
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記事によると「サウジアラビアは何年も前から、米国に原子力エネルギー計画の開発を支援するよう迫ってきた。」
匿名のサウジ政府関係者によれば、両国の原子力パートナーシップに関する協議は長引いている。主に、サウジ政府が核兵器開発や他国の核兵器開発への支援を防ぐための条件に同意することを拒んでいるためだ。
世界の多くの国々は米国に従うのではなく、自国の利益を追求するようになっている
その結果、「失望した」サウジ政府関係者は現在、「中国、ロシア、米国の同盟国など」他国と協力するという選択肢を模索していると同紙は指摘。
同時に、サウジ政府関係者は米国への働きかけを強めており、「原子炉建設やその他の保証に関する米国の協力と引き換えに、イスラエルとの関係正常化を試みることを提案している」と述べられている。
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