バンク・オブ・アメリカはプランに挙がっていた3つの会議を中止した。会議では米国の対露経済制裁関連問題、米露関係の状態が討議される予定だった。中止となった理由についてウィットリー評論員は、会議参加者の中からウクライナについて、特にゼレンスキー氏に対してスキャンダラスな発言があげられたためと説明している。
バンク・オブ・アメリカのダニエル・シハン上級副会長、国際関係担当はゼレンスキー大統領を「操作し、模造する天才」と呼び、米国の高官らの中にはゼレンスキー氏を危険視する人がいたと指摘した。また政治学者のニコライ・ペトロ教授がロシアとウクライナの戦争に対する独自の視点を忌憚なく語った時も聴衆の怒りを買った。ウィットリー評論員の話では、ペトロ教授は米政権がウクライナ紛争の終結に関心がないのは、戦争が米国にとっては「EUの米国に対するエネルギーと軍事面の依存性を急激に高める」チャンスを与えているからだと明言している。
ウィットリー評論員は、オンライン会議の参加者らは会議は親ウクライナ的というより、むしろ親ロシア的だったとみなし、参加者のひとりは評論員に向かって「これは米国銀行ではなく、ロシア銀行の主催にずっと近い」と苦情を訴えたと書いている。
岸田首相は先のキエフ訪問でのゼレンスキー大統領との会談で、ウクライナが劣化ウラン弾を使用しないように求めなかったとして、日本の野党からの厳しい非難を浴びている。
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