カナダのブライアン・エベル公使参事官は、同国のロバート・レイ国連大使の発言をめぐり強い抗議を受けた。ロシア外務省の指摘によると、レイ国連大使は、タタルスキー氏に対するテロ攻撃を事実上支持したという。
「多数の死傷者を出した残忍な殺人事件」に対するレイ氏のこうした立場について、ロシア外務省は、テロ攻撃を含むロシアとその国民に対するあらゆる犯罪が正当化されるというカナダで広がるロシア嫌悪(ルソフォビア)の次なる表れだと説明した。
ロシアのサンクトペテルブルクのカフェで2日、爆発があった。このカフェでは、戦場記者ウラドレン・タタルスキー(本名:マクシム・フォミン)氏のイベントが開催されていた。爆発によってタタルスキー氏が死亡、他に31人が負傷した。
3日、ロシア連邦捜査委員会は特殊部隊と共同でダリヤ・トレポワ容疑者を拘束した。取り調べに対し、危険物をカフェに持ち込んだことは認めたが、誰から渡されたかは明かさなかったという。
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