コロンビア地質調査所によると、ネバド・デル・ルイス火山の周辺では、少なくとも2万5000人が死亡した1985年11月13日の噴火以来のレベルまで地震活動が高まっている。
火山周辺の県には約5万7000人が住んでいる。コロンビアのペトロ大統領は住民に避難を呼びかけ、当局には迅速な対応を求めた。
ペトロ氏は「ネバド・デル・ルイス火山をめぐる不測の事態が発生するリスクが高い地域に住む2500世帯の事前避難を促進するよう所轄官庁のリスクに関する委員会に要請した」と発表した。
ネバド・デル・ルイス火山は、コロンビアのカルダス県とトリマ県の北部火山帯内に 位置するアンデス火山帯で最も活動が活発な火山。1985年11月13日の噴火は、記録の 残る中でその死者数が4番目に多い。