暴かれたウクライナ生物ラボ 米国の極秘活動とは

米国防総省は生物研究所でドイツと日本の第二次世界大戦のやり方を復活させた=ロシア議会

ロシア議会は13日、ウクライナ領にある米国の生物研究所の活動を調査する議会委員会の最終報告書を承認し、公表した。ロシア下院の安全保障委員会のワシリー・ピスカレフ委員長によると、この報告書は、米国の戦争犯罪を示す膨大かつ精緻な直接証拠だという。
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「要するに、米国防総省はナチス・ドイツや軍国主義の日本のやり方を復活させたのだ。米軍の研究所は人体実験を行い、同時に非人道的な実験を隠蔽するために大金でウクライナ政府を買収していたのだ」

危険性の高い研究を行う研究所、世界中で増加=メディア

戦争犯罪とその「価値ある」結果

ウクライナ領内で秘密裏に生物兵器を製造されたという証拠が新たに発見されたことは、米政権が日本の軍部指導者の犯罪を軽視し隠蔽する試みに関係したことと確かに関連性がある。
1949年12月25日から30日にかけて、ロシア極東ハバロフスクで旧日本軍に対する特別裁判(ハバロフスク裁判)が行われた。この軍事法廷では、細菌兵器の準備と使用に関する事件が審理された。被告席には最も残酷な人体実験を行った、731部隊100部隊の12人の旧日本軍兵士がいた。この裁判の過程で、史上初めて、大量破壊兵器としての細菌兵器の製造と、それが生きた人間に対して使用された事実が公にされた。
しかし、この裁判で重要人物が処罰されることはなかった。「ハバロフスク裁判」の前に、興味深い「方向転換」が起きたためだ。米軍司令部は捜査の過程で、日本の「死の工場」を組織した731部隊の石井四郎とその元同僚らに訴追免除を与え、機密情報になることを条件に、必要な情報をすべて彼らから得るべきとの結論に達した。こうして1947年6月末、石井とその部下らは行われた作業に関する詳細な報告書をまとめた。そこには、日本の細菌戦計画の中心人物であった19人の軍医が1カ月かけて作成した60ページの報告書の資料も含まれていた。このようにして、米軍は人体実験によって得られた独自の医療情報を手に入れたのだ。
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