小西氏のサル発言、余波収まらず 維新、謝罪不十分と反発

立憲民主党の小西洋之参院議員が衆院憲法審査会メンバーをサルに例えた発言の余波が収まらない。小西氏の党役職辞任に加え、本人による謝罪を通じ、日本維新の会との政策連携を再開したい立民。だが維新は小西氏の謝罪が不十分で誠意が感じられないと反発を強める。双方の亀裂は埋まらず、後半国会での共闘を巡る火種はくすぶり続けている。
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憲法審委員でもある維新の馬場伸幸代表によると、小西氏は11日、馬場氏不在の事務所を訪ね、おわびを記した自身のツイッターの文面を印刷した紙を秘書に手渡した。馬場氏は13日の記者会見で「謝罪する気があると見えない。社会常識としておかしい」と怒りをあらわにした。
馬場氏の発言の背景にあるのは、小西氏の言動だけではない。参院憲法審の杉尾秀哉野党筆頭幹事(立民)が12日、維新の謝罪要求を巡り「なんで維新の人にそう言われなければいけないのか」と記者団に語った。馬場氏は会見で、杉尾氏もやり玉に挙げ「立民との関係は憂慮すべき状況だ」と強調した。
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