報道官は事務総長が米国のスパイ活動にどう反応しているかを問われ、次のように回答した。
「事務総長が自らの職務を遂行するのは今日が初日ではない。彼は政治の新米ではなく、公の人物である。したがって、スパイ活動にさらされ、個別の会話を傍受されている事実に驚いてはいない」
また、スパイ活動を受け、米国に抗議するかとの質問に対しては、「他国との連携で行った個別の会話内容を公開することは国連の慣例ではない」と回答し、明言を避けた。
先にBBCは流出した国防総省の機密文書をもとに米国が事務総長にスパイ活動を行っていると報じた。報道によると、事務総長は「穀物合意」を維持するため、ロシアの利益を保護する用意があるという。また、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長が更なる兵器製造を呼びかけたことを受け、アミナ・モハメド副事務総長との会話の中でこの呼びかけに対して憤りを示していたとのこと。
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