カマー氏は、米ワシントンで開催のIMFと世界銀行の春季会合で「今年、中国の回復が予想よりも速ければ、これが価格に圧力をかけるリスクが存在していることは明らかだ」と述べた。
同氏は、昨冬の欧州向け天然ガスの調達はゼロコロナ政策による中国への供給減少などによって確保されたと強調した。
カマー氏は、欧州の来冬の状況について「依然として来冬のエネルギー安全保障に対する一定のリスクが残っており、その多くは価格面にある」と指摘した。
IMFのクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事は先に、長期化するウクライナ紛争によって更に重大な問題から世間の関心が離れていると表明した。
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