演説再開を決めたのは、午前11時48分に和歌山県警本部に避難した後だった。同行秘書官らと協議。警備強化や想定されるリスクなどの説明を踏まえて決定した。
午後0時40分過ぎ、JR和歌山駅前で街宣車に乗り演説。隣に自民党の二階俊博元幹事長が立った。心配と迷惑をかけたと陳謝した上で「大切な選挙はやり通さないといけない」と呼びかけた。
首相は秘書官らとの事前の打ち合わせで「どんな背景があるか分からないので、淡々と訴えることにする」と語った。暴力やテロといった強い言葉は用いなかった。
午後3時13分に空路で帰京。羽田空港で原和也警察庁警備局長から報告を受けた。
(c)KYODONEWS