ブラジル大統領、ウクライナ情勢を議論するG20の類似フォーマット創設を提案

ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領は、ウクライナ情勢を議論するためのG20に類似したフォーマットの創設を提案した。
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ルーラ大統領は、訪問しているアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで行われた記者会見の中でこのように述べた。ブラジルのニュースサイトG1がその発言を引用している。

「2008年に経済危機が起きたことを受け、我々はすぐにG20を創設し、経済の救済を試みた。今、戦争を終わらせ、平和を確立するために、もう1つのG20を創設することが重要だ」

ブラジル大統領が訪中してウクライナ紛争の調停案を協議へ、「平和を語る人物を探さなくては」
先に、ルーラ大統領は、米国と欧州は紛争を促すのではなく、ウクライナの平和を実現するために話し合いを始めるべきだと述べていた。
3月、英紙フィナンシャル・タイムズは、ブラジルのマウロ・ヴィエイラ外相の発言を引用し、ルーラ大統領はウクライナ紛争解決に向けて、中国参加の下、「平和クラブ」の設立を提案したいと考えていると報じた。
2月下旬には、ウクライナ紛争に関与していない国々に対し、平和回復のための交渉を推進する責任を負うとともに、ロシアに紛争終結のための「最低条件」を示すよう呼びかけた。
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