米国がウクライナに対するブラジルの立場を非難 ブラジル外相「納得できない」

ブラジルのマウロ・ヴィエイラ外相は、ウクライナに関してロシアと中国の立場を繰り返す同国のルーラ・ダ・シルヴァ大統領を米国が非難したことについて、納得できないと語った。ブラジルのニュースサイトG1が報じた。
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先に、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は、ウクライナでの和解に関して「ブラジルは事実も見ずにロシアと中国のプロパガンダを繰り返している」と非難した。
これに対し、ヴィエイラ外相はこのように述べた

「いいえ、私はそう思わない。そんなことはない。彼がなぜそのような結論に至ったのかはわからない。しかし、私はまったく納得できない」

ブラジル大統領が訪中してウクライナ紛争の調停案を協議へ、「平和を語る人物を探さなくては」
ブラジルのルーラ大統領は、米国と欧州は紛争を促すのではなく、ウクライナの平和を実現するために話し合いを始めるべきだと述べていた。2月下旬には、ウクライナ紛争に関与していない国々に対し、平和回復のための交渉を推進する責任を負うとともに、ロシアに紛争終結のための「最低条件」を示すよう呼びかけた。
また、ルーラ大統領は16日、訪問先のアブダビ(アラブ首長国連邦)でウクライナ情勢を議論するためのG20に類似したフォーマットの創設を提案した。
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