米法務省、マンハッタンの中華街で中国の「秘密警察署」を発見 2人逮捕

米法務省は17日、中国警察当局の海外での秘密の活動拠点となっている「在外警察署」をニューヨーク市内で発見し、職員2人を逮捕したと発表した。
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同省によると2人の逮捕容疑は、共謀し、米国の機関に報告することなく、ニューヨーク市マンハッタン区の中華街(チャイナタウン)にあるオフィスビルに、中国国家警察の「在外警察署」を立ち上げたなどとしている。
同省は、「在外警察署」が中国の公文書の発行やその他の政府業務のほか、中国の反体制派を監視し脅迫するために利用されていると主張している。
マンハッタンの「在外警察署」は2022年2月から活動しているとみられており、職員はニューヨーク在住だという。同省は「偉大なニューヨークに秘密警察署はいらない」としており、同市在住の中国人住民に対しては、恐れることなく米国の法執行機関に相談するよう呼びかけている。
ニューヨーク検察当局によると、米国領内を含む海外における活動家の迫害などで34人の中国警察当局関係者に容疑がかかっているという。
一方、これに対する中国政府の反応は現時点では報じられていない。
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