真実を求めるイーロン・マスク氏 政府出資メディアと激しい罵り合いに

カナダ放送協会(CBC)と米国の放送局NPRとPBS、そしてオーストラリア放送協会(ABC)は、ツイッターでの投稿を控えると発表した。これは、ツイッターのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がこれらのメディアのアカウントのラベル付けを「政府出資メディア」としたことによるもの。
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ツイッターのルールによると、政府が部分的または全面的にスポンサーとなり、その編集方針にある程度干渉できるメディアは、政府の資金を受けているとみなされる。このルールに関して、マスク氏が何らかの形で政府との関連があるすべてのメディア・アカウントにコメントを投稿したところ、同氏への批判が相次いだ。
マスク氏がツイッターをどう評価しているのかが明らかに
特にCBCは怒りを露わにしている。 CBCは「ツイッターはジャーナリストにとってカナダ人とコミュニケーションをとるための強力なツールになり得るが、我々の独立性を不正確に説明することで、我々のプロ意識に対する敬意を損なっている。そのため、我々の企業アカウント、CBCおよびラジオ・カナダのニュースに関連するすべてのアカウントを一時停止する」と声明で述べている。これに対してマスク氏は、「CBCは政府出資の割合は70%未満だと発言したためラベルの文章を修正した」と簡潔にツイッターに投稿している。この投稿に添付されたスクリーンショットを見ると、CBCのアカウントのラベルには現在「政府出資の割合は69%」と記されている。
しかし、「政府出資メディア」としてリストアップされた放送局からの苦情や抗議はマスク氏に影響を与えていない。ツイッターは、このトピックに関するすべての記者からの問い合わせに対して、現在のところ、たった1つの記号、つまり「ウンチ」の絵文字で自動返信している。
スプートニクは以前、米政権がウクライナ紛争に関するマスク氏の立場に不満を抱いていると報じた。
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