山田さんは1936年2月15日生まれ。1990年代から30年以上わたりロシアで生活。生け花では池坊流派の総華督であり、茶道の表千家、墨絵なども教授していた。2008年には、日本文化活動発展への貢献が評価され、旭日双光章を受章している。
また、山田さんはその活動がロシア側からも高く評価されている。2021年には長年のロシアやCIS諸国での日本文化の普及への寄与が認められ、文化功労者などに送られる「社会的承認賞」を露連邦院のマトビエンコ議長から直接授与された。
昨年11月には、モスクワで行われた「日本の美」をテーマにした展覧会を山田さんが主宰。その際にはスプートニクのインタビューに応じ「弟子たちには日本文化の花が咲くように根を張ってほしい。私がいなくなっても、ひとつになって、毎年稽古の集大成である展覧会を皆で開いてほしいと思っています」と話していた。