国際柔道連盟 露選手らの中立ステータスでの大会参加認める

国際柔道連盟(IJF、本部スイス・ローザンヌ)は29日、これまで国際大会から排斥されていたロシアやベラルーシの選手の、中立ステータスでの国際大会参加を認める決定をし、発表した。
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IJFによると、選手の参加は中立ステータスでのみ認められる。IJFは第三者の企業を雇い、選手らの特別軍事作戦に関する立場を調査する。出場が認められた選手は5月7~14日にカタールのドーハで開かれる世界選手権や、2024年パリ五輪の予選大会にも参加できる。
IJFは「我々はいかなる形の攻撃や差別、戦争、人の死に反対する。我々は人種や宗教、性別に関わらず、誰もがスポーツをする権利があると信じている」と表明している。
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国際オリンピック委員会(IOC)は3月末、各スポーツの国際組織に、特別軍事作戦を支持しないロシア人選手の中立ステータスでの出場を認めるよう勧告。各組織で現在、ロシア選手ら復帰の可否をめぐる議論が盛んになっている。
ウクライナ政府はこれまでに、2024年パリ五輪の予選ではロシア選手が参加しない場合にのみ参加を認めることを決定した。これに伴い、ロシア選手とともに競技に参加したウクライナ選手は代表資格を失う可能性がある。これにはIOCからも「やりすぎだ」と批判の声があがっている。
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