エルドアン氏は先月30日、トルコのテレビ局「TRT」のインタビューに対し「我々の国家情報機構は、いわゆるダーイッシュ(IS、ISIS)の指導者であるアブー・フセイン・アル=クレイシを長い間追跡してきた。この男は、昨日シリアで国家情報機構が行った作戦で殲滅された。我々は、分け隔てることなくテロ組織との戦いを続ける」と語った。
トルコでは昨年11月、イスタンブールで6人が死亡、80人以上が負傷したテロ事件が発生。これを受けて、シリア・イラク北部で空爆作戦を実施した。この作戦でトルコは、シリア民主軍(SDF)とクルド労働者党(PKK、トルコはこの組織をテロ組織として認定)のクルド人武装勢力の拠点を攻撃した。一方で米国は、クルド人のグループを「シリアでのダーイッシュ(ISIS)との戦いにおいて最も効果的な軍事力」とみており、あらゆる方法で支援するとの意向を繰り返し強調している。
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