イエレン氏は、議会に宛てた書簡の中でこのように綴った。
「近頃の連邦税収を検討した結果、我々の最善の予測では、議会が債務上限を引き上げるか一時停止しなければ、6月上旬、早ければ6月1日にも政府の債務支払いを続けることができなくなるだろう」
米下院は先週、債務上限を1.5兆ドル(206兆円超)引き上げる一方で、政府支出を4.5兆ドル(619兆円) 以上削減する共和党の法案を可決した。
バイデン政権は、依然として議会に無条件で債務上限額の拡大を要求しており、そうでなければ早ければ夏にも米国は債務不履行に陥ると警告している。バイデン大統領は、債務上限をめぐるケビン・マッカーシー下院議長との交渉を拒否し、これまでのように自動的に引き上げられるようにすることを求めている。
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