大使に任命されたのは、アフリカオニネズミの「ルナ」。ルナはタンザニアに拠点を置く団体から派遣されたネズミで、これまでに地雷除去のほか、結核探知や野生動物の違法取引など、さまざまな訓練を受けてきたという。
動物園は、ルナはハンドラーから与えられた餌のにおいをもとに、特定のものを探し出す訓練を受けている。これは、動物がどのように人間の役に立てるのかを示すプログラムの一環で行われるもの。
同施設の野生動物ケアスペシャリストは、ルナが人間のネズミに対する悪評を払拭してくれることを期待している。
「多くの人が、ネズミは『不気味で不快な存在だ』と考えていると思います。しかし実際にルナに会うと、ルナがただの体が大きいネズミではなく、いかに可愛らしく、いかに賢いかが良く分かります」
スプートニクでは以前、カンボジアで不発弾・地雷の発見に貢献し、英国の動物保護団体「PDSA」から表彰を受けたサバンナアフリカオニネズミ「マガワ」についても報じている。