研究者らは米カリフォルニア州サンディエゴにあるパロマ―天文台の望遠鏡を使い、地球から1万2000光年離れた地点にある、太陽に似た、滅びゆく星を観測し、この星が拡大しつつ、一番そばにある、木星を想起させる惑星を飲み込む様子をとらえた。星が爆発し、惑星を完全に取り巻いてしまうと、その状態は10日間にわたって続いた。研究者らの話では、爆発後、半年の間、バラバラになった惑星のかけらを飲み込んでいるうちは強烈な光線が出続けていた。
この星の観測から科学者らは、地球の最後も同じような経過をたどると考えている。太陽はその星と同様、滅びながら、膨張しつつ、自分の近くにある、いかなる天体も飲み込んでいくタイプの星に属しているから、と言うのがその理由だ。ニューヨークタイムズ紙は、天文学者らの試算では、太陽が地球を飲み込むまでには少なくとも50億年はかかるため、人類には自分の未来を憂慮する時間がまだあると締めくくっている。
スプートニクは人間にとって好ましい生存環境を持つ2つの系外惑星が発見されたと報じている。
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