ウクライナでの露特別軍事作戦

「完全に明白」米国の学者、メキシコを例にウクライナの運命を語る

米国の哲学者で歴史家、言語学者のノーム・チョムスキー氏は、ウクライナは将来的に冷戦期のオーストリアまたは現代メキシコのような地位を獲得する可能性があるとの見方を示した。英国の雑誌ニューステイツマンが報じた。
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チョムスキー氏は「ウクライナはNATO(北大西洋条約機構)のメンバーにはならない。これ(NATO加盟)はエリツィン(元ロシア大統領)とゴルバチョフ(元ソ連大統領)の時代からロシアの歴代の指導者が主張してきたレッドラインだ。メキシコは米国と敵対する軍事同盟に加わることはできない。これに関する条約はないが、これは完全に明白だ」と説明した。
またチョムスキー氏は、ウクライナ政府は自由に決定を下すことができず、米政府の命令に依存しているとの見方を示している。2022年2月および3月にウクライナとロシアには交渉の機会があったが、英国と米国はこれが対話にとってよい時期だとは考えていないと発表した。
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チョムスキー氏はまた、ロシアはウクライナでイラクにおける米国よりも人道的に行動していると強調した。

「米国と英国がバグダッドを破壊していたとき、どこかの外国の指導者が現地を訪れただろうか?それはノーだ。なぜなら、これらの国が戦争を始めと、彼らはすべてを破壊するからだ。通信、運輸、エネルギーなど、社会を機能させるすべてのものを」

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