グテーレス事務総長は、ウクライナの紛争解決のために欧州と国連は何ができるのかという質問に対し、「残念ながら、現段階では和平交渉は不可能だと思う。双方とも、この状況で自分たちは勝利できると確信している。今、私たちが最大限行っているのは、具体的な問題解決のために両サイドと対話を行うことだ」と答えた。
さらにグテーレス事務総長は、ザポロジエ原子力発電所における核の危険性がエスカレートする確率は低いとする見解を表した。
国連事務総長は、紛争を背景としつつ重要な一歩前進が行われた例として、現在は崩壊の危機に瀕している穀物合意を挙げ、国連としては穀物合意のロシア側部分の履行に全力を尽くして状況を救おうとしていると付け加えた。
報道によれば、穀物取引に関する四者の最高レベルの会合は、5月10日から11日にかけてイスタンブールで開催される。
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