これより前、ボレル氏は今、外務上級代表というよりもEU国防相であるように感じていると語った。同氏の意見では、ウクライナでは紛争を外交的に解決するための条件はないという。
これに対し、マドゥロ氏はベネズエラのテレビ番組に出演した中で、次のように非難した。
「欧州の民主主義を代表する人物が、平和外交への扉を開くのではなく、戦争支持者として発言していることは非常に憂慮すべきことだ。外交は何のためにあるのか?戦争のため...?外交は対話のため、親交のため、理解のため、平和の探求のためのものだ。ジョセップ・ボレルは常に火に油を注ぐような発言をしているが、こんなことはあってはならない」
さらに、マドゥロ氏は「ジョセップ・ボレルは我々を核戦争に至らせるだろう。すべてはあなたの戦争支持というメンタリティのせいだ、ボレル。外交官のはずなのに、銃やピストルの使い方も知らずに、戦争のエスカレーションについて話すつもりなのか?もう戦争はたくさんだ!」と言い放った。
マドゥロ氏は、ベネズエラは中国とブラジルによる紛争の平和的解決策を見出すためのイニシアチブを支持すると改めて強調した。
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