ジャンピエール報道官は米国経済にデフォルトが生じるパースペクティブについてコメントした中で、次のように発言した。
「中国もロシアもデフォルトを利用し、米国内の危機、そして民主主義国としての私たちの無能さを強調しようとするだろう。これはドルの価値、米国の価値観、及び米国の指導的役割に不安をもたらすものだ」
ジョー・バイデン大統領は9日、債務上限の引き上げをめぐり議会の指導者らと議論する用意があると表明した。これにより議会がデフォルトを回避する上での措置を講じることに期待するとした。
米財務省は1月、31兆3,810億ドルに達したとされる国の債務上限について、「特別措置」を開始すると議会に通告した。米政権は議会に無条件での上限引き上げを求めているが、野党・共和党が多数派を占める下院は連邦政府の支出削減をこの措置と結びつけている。
イエレン米財務長官は1日、議会に宛てた書簡の中で、議会が債務上限を引き上げなかった場合、早ければ6月1日に政府の債務支払いを完全履行できなくなる可能性があると警告した。
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