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戦場で経験する何がアルツハイマーに起因しやすいか

米国での研究で、戦闘中の爆発にさらされた場合、アルツハイマー病の発症リスクが高まることがわかった。研究結果は学術誌「Radiology」に発表された。
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数十年にわたる研究の結果、科学者たちは、戦場での爆発による衝撃波で外傷性脳損傷を繰り返したり、または重度の損傷を負った場合、脳内にアミロイドβが異常に蓄積されるという、2つの間の直接的な関係を立証した。アミロイドβは動脈内に脳の信号伝達を妨害するプラークを形成する。その結果、脳損傷を受けた者は認知機能が低下し、アルツハイマー病を発症する。
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2020年から2021年にかけて実施された最新の実験には、戦場で爆発の衝撃を受けたことのある軍人9名と、健康な対照グループとして民間人9名が被験者として参加した。参加者は全員、若く、健康体で、脳震盪の既往歴はなかった。
2つのグループとも、脳内のアミロイドの変化を評価するために頭部のPETスキャン(ポジトロン断層法)を行ったところ、軍人のグループは9人のうち6人にアミロイドβの異常蓄積が発見された。これに対して、対照グループの健康な一般人にはこうした異常蓄積は認められなかった。
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