スーダンで政府軍と準軍事組織が初の合意に署名、民間人の保護を互いに義務付け

スーダンで衝突を続ける政府軍と準軍事組織「即応軍」は初めて合意を交わした。その中で双方は民間施設への被害を回避するため、あらゆる措置を講じることで合意した。アル=アラビーヤ通信が消息筋を引用して報じた。
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これは4月15日に勃発した衝突後に紛争当事者らが初めて交わした合意となる。合意項目によると、双方は民間施設に被害をもたらすような攻撃を控えるほか、そうした攻撃の予防、戦闘地域及び占領地域からの民間人の安全な退避、医療スタッフと公共施設の保護が義務付けられる。
4月に紛争が勃発したスーダンでは交渉が続いているものの、状況は改善していない。サウジアラビア外務省の報道官はテレビ局「アシュ・シャルク」の取材に対し、短期的な停戦を実現するため、双方は仲介者の協力を得て交渉を継続しているとのこと。
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