研究チームは、無毒な材料で構成された食べられる電池を開発した。アノード(陽極)としてアーモンドが、カソード(陰極)としてケルセチンが使用された。また、電気の伝導性を高めるために活性炭が使われ、ショートを防ぐために海苔からつくられたセパレーターが使用されている。
この食べられる電池は、テストをする前に蜜蝋で包まれた。研究チームによると、この電池の電圧は0.65ボルトで、1回の充電で約12分間作動した。LEDや小型電子機器に電力を供給するのには十分だという。
論文著者のイヴァン・イリッチ氏は「私たちの食べられる電池は電気自動車に電力を供給するものではないが、現在のリチウムイオン電池よりも安全な材料からエネルー担体を作ることができることを証明している」と指摘した。
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