4月末に国際柔道連盟は追放されたロシア選手について、中立選手としての国際大会復帰を承認していた。インサイド・ザ・ゲームズは次のようにノミ会長の発言を報じている。
我々はIOC(国際五輪委員会)の決定に従う。これは極めて重要なことだ。というのも圧倒的多数が賛成だからだ。思うに世界中のスポーツマンは競技するチャンスを持つべきだ。ロシア国民ばかりが蚊帳の外というのは望ましくない。柔道は大きな家族だ。私たちは彼らを見たい。
パリ五輪は2024年7月26日から8月11日にかけて開催される。
国際オリンピック委員会(IOC)は3月末、各スポーツの国際組織に、特別軍事作戦を支持しないロシア人選手の中立ステータスでの出場を認めるよう勧告。各組織で現在、ロシア選手ら復帰の可否をめぐる議論が盛んになっている。
ウクライナ政府はこれまでに、2024年パリ五輪の予選ではロシア選手が参加しない場合にのみ参加を認めることを決定した。これに伴い、ロシア選手とともに競技に参加したウクライナ選手は代表資格を失う可能性がある。これにはIOCからも「やりすぎだ」と批判の声があがっている。
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