団体によると、12日にIWFの執行部は会議を行い、国際五輪連盟(IOC)の勧告通りに行動することを決定したという。これによりロシア選手はいずれも中立選手として競技に復帰することが許される。なお、復帰にあたってはロシアがウクライナで展開する特別軍事作戦に個別の選手が関係しているかを独立機関が調査する。関与が確認された場合、該当選手は競技から追放される。
IOCは3月末、ウクライナ情勢を受け国際大会から排除されてきたロシアとベラルーシの選手について、中立ステータスの個人としての出場を認めるよう勧告。団体競技への出場は認められないほか、CSKA(チェスカ、軍中央スポーツクラブ)などロシア軍や治安当局に関連のある団体に所属する選手の出場は禁止される。
ウクライナ政府はこれまでに、2024年パリ五輪の予選ではロシア選手が参加しない場合にのみ参加を認めることを決定した。これに伴い、ロシア選手とともに競技に参加したウクライナ選手は代表資格を失う可能性がある。これにはIOCからも「やりすぎだ」と批判の声があがっている。
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